アーレム(AHLEM)は、パリ発のアイウェアブランド。繊細な細メタルや端正な面取りが、派手さはないのに色気と知性を自然に足してくれます。なぜ芸能人に選ばれやすいのかを軸に、デザインの作法、仕上げの密度、掛け心地の設計、人気の傾向や価格帯までまとめて深掘りします。
アーレム(AHLEM)とは?ブランドの特徴と魅力
アーレム(AHLEM)は、パリの空気感をまとったミニマルさと、近くで見たときに伝わる仕上げの密度が魅力のラグジュアリーアイウェアです。線は細いのに存在感が出るのは、形と面の作り込みが緻密だから。まずはブランドの背景と、魅力の核を分解します。
ブランドの成り立ちとデザイナーの背景
アーレムは、パリ生まれでロサンゼルスを拠点とするデザイナー、アーレム・マナイ=プラットが2014年に立ち上げたブランドです。流行を追いかけるより、長く使えるデザインを目指し、細部への執着とも言える作り込みを前提にしています。アートや建築の文脈を感じる抑制された美しさがあり、掛けた瞬間に「盛っていないのに印象が整う」方向へ寄せられるのが特徴です。
パリ発の美学:ミニマルと色気のバランス
アーレムのデザインはミニマルですが、無機質ではありません。直線と曲線の切り替え、レンズシェイプの角度、ブリッジの位置などで、知的さの中にほのかな色気を作ります。太いフレームで主張するのではなく、細い線のまま顔の中心を整える設計なので、役柄や衣装が変わっても浮きにくいです。結果として、普段使いと画面映えを両立したい層に刺さりやすいブランドです。
仕上げの特徴:エッジ・面取り・刻印の精度
高級感は素材だけでなく、エッジの立て方と面取りの滑らかさで決まります。アーレムは角を丸めすぎず、しかし尖らせすぎない絶妙な面のつなぎ方で、光の当たり方に上品な強弱を出します。刻印や金属パーツの処理も控えめで、近距離で見たときに密度が伝わるタイプ。写真では静か、実物では分かる人に刺さる、という見せ方が一貫しています。
素材とつくり:チタンやアセテートの質感
アセテートはフランスで手仕事による製造が語られ、メタルやチタン系は日本の職人による生産が説明されることがあります。とくにチタンは軽さと安定感の両立に向き、表面処理で色の深みも出せます。素材の良さを前面に出すのではなく、質感が自然に肌や髪に溶ける方向へ設計されているので、シンプルな服装でも顔まわりが整いやすいです。
掛け心地の思想:軽さと重心設計
掛け心地は軽いだけでは決まりません。鼻に乗る位置、テンプルのしなり、重心が前に落ちない設計がそろって初めて快適になります。アーレムは線が細い分、顔への圧迫感が出にくく、フィッティングで仕上がりやすいのも強みです。長時間でもズレにくい状態を作れると、表情の邪魔をせず、無意識に直す回数も減ります。結果として、使う頻度が高い一本になりやすいです。
代表的なデザイン要素:シェイプとブリッジの個性
シェイプはクラシックを土台にしつつ、ほんの少しだけ現代的にずらします。たとえばスクエアでも角を立てすぎず、ボストンでも丸めすぎない。さらにブリッジの位置と太さで、顔の中心の印象をコントロールします。細メタルでものっぺりしないのは、レンズ周辺の立体感やパーツのバランスが計算されているから。派手さより、輪郭補正と品の足し算を狙う人に向きます。
どんな人に向く?似合うテイストと利用シーン
向くのは、清潔感と知性を軸にしつつ、さりげなく洒落感を足したい人です。ビジネスでは堅すぎず、私服ではラフすぎない、ちょうど良い中間に落とし込めます。髪型や服のテイストが変わっても対応しやすいので、一本を軸にしたい人にも相性が良いです。迷ったら、細メタルのゴールドやシルバーで、レンズシェイプが主張しすぎないモデルから入ると失敗が減ります。
アーレムの眼鏡を愛用する芸能人・有名人まとめ
アーレムは線が細く、顔立ちを邪魔せずに知性と色気を足せるため、衣装や役柄が変わっても使いやすいのが強みです。ここでは、着用として名前が挙がっている人物を国内・海外に分けて整理し、分かる範囲でモデル名も添えます。
国内の着用例で名前が挙がりやすい人物
女優の吉田羊さんは、雑誌『大人のおしゃれ手帖』の表紙でアーレムの多角形メタルフレーム Couronnes を着用した例が紹介されています。Couronnes は10周年記念モデルとして税込72,600円で触れられており、国内での注目度を押し上げた代表例として挙げられます。
また、女優の井川遥さんは、美容誌『&Rosy』でアーレムのキャットアイ Place Mireille(カラー Grey Gold)を着用した、と具体的なモデル名とカラーまで記載された紹介があります。キャットアイでも線が華奢なため、強くなりすぎず上品にまとまりやすいタイプです。
海外の著名人・セレブの着用例
海外例としては、ナタリー・ポートマン、ジェニファー・アニストンの名前が挙げられています。
また、レブロン・ジェームズ、ルイス・ハミルトン、セス・ローゲンといったアスリート/クリエイターの愛用例も紹介されています。
着用が多いモデル傾向:細メタルとクラシック寄り
話題になりやすいのは、細メタルで顔なじみが良いモデルです。具体例としては、吉田羊さんの Couronnes、井川遥さんの Place Mireille のように、形は個性的でも線が繊細で上品に見えるタイプが挙がります。さらに、定番シェイプとしてキャットアイ(Place Mireille)やクラウンパント(例:RUE BOSQUET)といったフレンチクラシック由来の形が人気とされています。
なぜ芸能人に選ばれる?デザイン・掛け心地・高級感の理由
アーレムが芸能人に選ばれやすいのは、目立つためではなく、顔立ちを邪魔せずに印象を整えられるからです。衣装や役柄が変わっても破綻しにくく、アップの画でも品が出る。その理由を3つに分けて解説します。
画面映えする線の細さと立体感
アーレムの強みは、細い線で成立しているのに、のっぺり見えないことです。フレームの厚みや角度、レンズ周りの立体感で光の当たり方に差が出るため、正面はすっきり、横顔は表情が出ます。太フレームのように主張しないので、役柄や衣装の色柄を邪魔しにくいのも利点です。結果として、テレビや写真のアップでも“メガネが勝つ”状態になりにくく、本人の表情を引き立てる方向に働きます。
長時間でも疲れにくいフィット感の作り方
撮影や移動が多い人ほど、ズレにくさと疲れにくさは重要です。アーレムは、軽さだけに頼らず、鼻に乗る位置と重心の置き方で安定感を作る方向に寄ります。フィッティングで鼻パッドやテンプルを詰めると、頬に当たりにくく、下がりにくい状態が作りやすいです。直す回数が減ると所作が自然になり、画でも違和感が出ません。結果として、日常でも現場でも“使える一本”になりやすいです。
高級感が出る理由:素材と仕上げの密度
高級感はロゴよりも、細部の密度で決まります。アーレムは面取りやエッジの作りが丁寧で、光を拾う場所と沈む場所がきれいに分かれます。近くで見るほど整って見えるため、シンプルな服装でも上質さが足されます。また、金属やアセテートの質感が強すぎないので、ギラつかずに“静かな贅沢”として成立します。派手に見せずに格を上げたい人ほど、選びたくなる理由がここにあります。
芸能人着用で話題の人気モデル:定番フレームと型番の傾向
アーレムで話題になりやすいのは、線が細いのに立体感があり、アップでも品が出るモデルです。ここでは「形」「色」「型番の見分け方」という3点から、定番として挙がりやすい傾向を整理します。
定番シェイプの傾向:ボストン・スクエア・クラウンパント
定番として選ばれやすいのは、顔なじみが良いクラシック形状を、少しだけ現代的にずらしたタイプです。たとえばCouronnesは幾何学寄りのシェイプで、個性はあるのに線が細く、顔の中心を邪魔しにくいモデルとして紹介されています。Rue Bosquetはクラウンパント系として定番扱いされることが多く、丸いのに幾何学的で、きれいめにもカジュアルにも寄せやすい形です。Auberは軽快なラウンド寄りで、上品さと抜け感の両立を狙いやすいモデルとして言及されます。
人気が出やすいカラー傾向:ゴールド・シルバー・べっ甲
カラーで人気が出やすいのは、肌や髪に自然に溶けるメタル系と、重く見えにくいべっ甲系です。ゴールドは華やかさが出ますが、アーレムは線が繊細なのでギラつきにくく、上品に寄せやすいのが強み。シルバーは知的でクールにまとまり、服の色を選びにくい万能枠です。アセテート系はダークトートイズ(べっ甲)や透明感のあるカラーが人気で、主張は出るのに顔が重く見えにくい方向に振れます。
型番を探すときに見るポイント:ブリッジとテンプル形状
型番特定で効くのは、正面の形よりもブリッジとテンプルの“癖”です。アーレムは同じ系統の形でも、ブリッジの太さや位置、エッジの立て方で印象が変わります。たとえばRue de la Paixは角の立ち方が特徴として語られ、写真でもフロントの輪郭で見分けやすいタイプです。逆にクラシック寄り(Rue Bosquetなど)は色違い展開が多いので、サイズ表記(例:47□21など)と、リムの薄さ、テンプル先端の形まで合わせて見るとズレが減ります。
アーレムの価格帯は?新品相場・中古相場・レンズ代の目安
アーレムは「細メタルでも高級感が出る」ぶん、フレーム単価はハイエンド寄りです。ただし新品・中古でレンジが変わり、さらに度付きにするならレンズ代も加算されます。ここでは相場感を、買い方別に整理します。
新品の相場と価格が決まる要素
新品フレームは、おおむね8万円台がひとつの目安です。国内の取扱店の掲載では、Couronnesが83,600円、Gaillonが86,900円などの価格例があり、モデルや素材で数千円〜1万円前後の差が出ます。価格を左右するのは、チタンなど素材の違い、仕上げ(面取りや彫りの密度)、カラー処理の手数。なお取扱店によっては、ブランド方針で通販を行わず店頭案内のみとしているケースもあり、購入体験も価格の一部になりやすいです。
中古相場の目安とチェックポイント
中古は状態と付属品で幅が大きく、相場は3万円台〜6万円台あたりの出品が目立ちます。メルカリでは3万円台前半から、人気モデルや状態が良いものは5〜7万円台の例も見られます。見るべきポイントは、フレームの歪み、丁番の緩み、テンプル左右差、メタルの傷や変色、鼻パッド劣化。度付きレンズ入りは結局レンズ交換が前提になるため、レンズよりフレーム状態を最優先にし、できればケース等の付属品も確認すると失敗が減ります。
レンズ代の目安と総額の考え方
フレーム価格に目が行きがちですが、度付きにするならレンズ代を含めた総額で考えるのが確実です。目安として、JINSでは1.67超薄型非球面レンズが3,300円、1.74超薄型非球面レンズが5,500円の追加料金として案内されています。度数が強い人ほど薄型指定になりやすく、さらにカラーや調光など機能レンズを選ぶと上がります。中古で安く買っても、レンズ交換と調整で総額が新品に近づくことがあるため、購入前にフレーム+レンズ+調整までの合計で比較すると判断しやすいです。
まとめ
アーレム(AHLEM)は、細い線で顔立ちを整えつつ、面取りや仕上げの密度で高級感を出せるパリ発アイウェアです。芸能人に選ばれやすいのは、画面でも主張しすぎず品が出ること、長時間でも崩れにくいフィット感があることが理由。購入は新品相場と中古の状態差、さらにレンズ代まで含めて総額で比較すると失敗しにくくなります。



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