70代になると「軽いのがいい」「遠近両用でも疲れない」「上品に見せたい」など、メガネフレームに求める条件が増えてきます。でも、サイズや色、形を少し間違えるだけで、ズレや痛み、老け見えにつながることも。この記事では、70代女性が失敗しないための基本から、顔型別に似合う形、若見えする色選び、遠近両用に合う条件、素材の違いまで分かりやすくまとめます。
70代女性のメガネフレーム選びで失敗しない基本(サイズ・軽さ・かけ心地)
70代のメガネは「似合う」だけでなく、毎日かけても疲れないことが最優先になります。軽さ、サイズ、フィット感のどれかが合わないと、鼻や耳が痛い、ズレて視界が安定しない、外出が億劫になる原因になりがちです。まずは基本の考え方を押さえて、自分に合う一本を選びやすくしましょう。
まずは軽さ重視:長時間でも疲れにくい条件
長時間の装用で疲れやすい原因は、重さそのものだけでなく、重さが鼻と耳に集中することです。軽いフレームほど負担が減りやすく、家の中でも外出でも使いやすくなります。特に、かけているのを忘れるくらいの軽さを目指すと、ストレスが大きく減ります。
軽さを見分けるときは、手に取ったときの印象だけでなく、実際に5分ほどかけてみて、鼻筋やこめかみに圧が出ないかを確認します。軽くても締めつけが強いと疲れるので、軽さと当たりの柔らかさが両立しているかがポイントです。可能なら複数本を交互にかけ、負担の少なさを比べると選びやすくなります。
サイズ選びの基本(顔幅・レンズ幅・ブリッジ)
サイズが合わないと、似合いにくいだけでなく、ズレや痛みの原因になります。基本は、フレーム幅が顔幅と同じか少しだけ広い程度が自然です。狭すぎるときつく見え、広すぎるとだらしなく見えて安定もしません。
レンズ幅は目の位置がレンズの中心付近に来るかを意識します。中心から外れると視線の動きが不自然になり、遠近両用の場合は見え方にも影響します。ブリッジは鼻幅に合うことが大切で、狭いと食い込み、広いと落ちやすくなります。試着時は正面と斜めから見て、顔の中心が重たく見えないサイズを選ぶと失敗しにくいです。
鼻・耳が痛くならないフィット感の見分け方
痛みが出るメガネは、どれだけ似合っても使わなくなります。鼻が痛い場合は、パッドの当たりが硬い、位置が合っていない、前に荷重がかかりすぎているなどが原因になりやすいです。耳が痛い場合は、テンプルの角度や長さが合っていないことが多いです。
見分け方は、装着して少し時間を置くことです。かけた直後は良くても、数分で鼻や耳にジワっと圧が出るものは疲れやすい傾向があります。さらに、こめかみが押される感じがある場合も要注意です。違和感が出たら、フレームの変更か調整で改善できることが多いので、無理に我慢しないのが正解です。
ズレ落ちしにくい構造(パッド・テンプル)のポイント
ズレ落ちは、視界が安定しないだけでなく、押し上げる仕草が増えて疲れやすくなります。ズレにくさは、鼻パッドとテンプルのバランスで決まります。鼻パッドが滑りやすい素材だったり、当たりが浅かったりすると下がりやすくなります。
テンプルは、耳の後ろに自然に沿って支える形が理想です。締めつけで止めるのではなく、フィットで支えるメガネのほうが快適です。試着では、軽くうなずいても落ちないか、首を左右に振っても位置が大きく動かないかを確認します。ズレる場合は、選び直す前に調整で改善できるかもチェックすると効率的です。
レンズの重さも含めて考えるのが正解
フレームが軽くても、レンズが重いと前に引っ張られてズレやすくなります。特に度数が強い場合は、レンズの厚みや重量が負担になりやすいです。結果として鼻に重さが集中し、痛みや跡の原因になります。
選ぶときは、フレーム単体の軽さだけでなく、完成品のバランスをイメージするのが大切です。眼鏡店で相談できるなら、レンズの薄型選択や素材の選び方で軽くできる場合があります。遠近両用などレンズが大きくなりやすい場合ほど、レンズ重量の影響を見落とさないようにすると失敗が減ります。
試着で必ずやる動作チェック(うなずく・笑う)
試着は、立って鏡を見るだけだと失敗しがちです。必ず、うなずく、軽く首を振る、笑う、口を開けるなど、日常の動作を入れて確認します。頬に当たって押し上げられる、ズレる、フレームが傾くといったクセが出やすいのはこのタイミングです。
加えて、少し遠くを見てから手元を見るなど、視線の移動も試すと安心です。遠近両用を検討している場合は特に重要になります。違和感があるメガネは、家に帰ってからもっと気になりやすいので、試着の段階で小さな違和感を放置しないことがコツです。
迷ったときの鉄板は「軽い+ほどよい主張」
迷ったときは、軽さを最優先にしつつ、顔が明るく見える程度の主張があるフレームを選ぶと失敗しにくいです。主張が強すぎると違和感が出やすく、弱すぎると顔がぼやけて見えることがあります。ほどよい主張は、上品さと若々しさの両方に繋がります。
具体的には、極端に太い黒ではなく、柔らかい色味や細めのライン、落ち着いたべっ甲系などが選びやすいです。軽くてフィットが安定し、顔色が沈まないものを基準にすると、普段用としても外出用としても使いやすくなります。最後は、かけたときに姿勢が楽になる感覚があるかで判断すると納得しやすいです。
70代女性に似合うフレーム形は?顔型別おすすめ(丸顔・面長など)
70代のフレーム形選びは、若い頃の「流行」よりも、顔立ちの変化に合わせてバランスを整えることが重要です。頬やフェイスラインの印象が変わると、同じ形でも似合い方が変わります。顔型別の考え方を押さえると、試着で迷いにくくなります。
丸顔は少し角のある形で輪郭を締める
丸顔は、頬の丸みがやさしい印象になる一方で、フレームも丸い形にすると全体がふんわりしすぎてぼやけやすいことがあります。そこでおすすめなのが、少し角のあるウェリントン寄りや、角がきつすぎないスクエア寄りの形です。輪郭に直線要素が入ると、顔の外側に目線が流れ、すっきり見えやすくなります。
選び方のコツは、角で締めつつもフレームの主張を強くしすぎないことです。太すぎる黒は重たく見えやすいので、ダークブラウンやべっ甲など柔らかい色で締めると上品にまとまります。試着では正面だけでなく斜めから見て、頬が強調されすぎないか、目元が暗くならないかを確認すると失敗が減ります。
面長はレンズ高さのある形でバランスを取る
面長は、顔の縦の印象が強く出やすいので、縦長を強調する細長いフレームだとさらに長く見えることがあります。似合わせの基本は、レンズの高さがある形を選んで、縦の余白を自然に分割することです。ボストン寄りや、天地幅がほどよくあるウェリントンはバランスを取りやすい傾向があります。
ポイントは、顔の中心が間延びしない位置にフレームの存在感を置くことです。低い位置にかけると縦が強調されやすいので、フィットが安定するものを選びます。色は肌なじみの良いブラウン、ワイン、淡いグラデなどにすると、顔色が沈みにくく上品に見えやすいです。試着時は、笑ったときに頬に当たらないかも一緒に確認すると快適です。
ベース型・エラ張りは丸みで柔らかく見せる
ベース型やエラ張りは、フェイスラインがしっかりして見えるため、角の強いフレームを選ぶと輪郭の強さが重なってきつい印象になることがあります。そこでおすすめは、ボストンなど丸みがある形や、角がなだらかなウェリントンです。丸みが入ると視線が分散し、輪郭の主張が和らいで見えます。
選ぶときは、横幅が顔幅に合っていることが重要です。狭いとエラ部分が強調され、広すぎるとだらしなく見えます。素材は軽いものを選び、鼻パッドやテンプルが調整できるとフィットが安定しやすいです。色は黒よりも、べっ甲、グレージュ、淡いメタルなどが上品にまとまり、外出用にも普段用にも使いやすくなります。
若見えする?上品に見える?70代女性のフレーム色・柄の選び方
フレームの色と柄は、顔色や雰囲気を一瞬で変える要素です。70代は肌の透明感や血色の出方が変わりやすいので、色選びを少し工夫するだけで若見えにも上品見えにも寄せられます。ここでは失敗しにくい色の考え方と、柄の取り入れ方を整理します。
肌なじみの良い色で血色感を引き出す
若見えの近道は、顔色が沈まない色を選ぶことです。肌なじみの良い色は、顔のくすみを拾いにくく、血色があるように見せやすい傾向があります。具体的には、ブラウン系、ベージュ系、グレージュ、やわらかいワイン系などが候補になります。
試着のときは、フレームをかけた瞬間に頬や唇の色が明るく見えるかを確認してください。顔が黄ばんで見えたり、目の下の影が目立ったりする色は避けた方が安心です。室内の照明だけで判断せず、可能なら自然光でも見て、顔色がきれいに見える色を選ぶと失敗しにくくなります。
黒一択はもったいない:柔らかい定番色の選び方
黒フレームはきちんと感が出やすい一方、濃さが強い分、顔の印象が重くなったり、目元の影が強調されたりすることがあります。特に太めの黒は、フレームの主張が強くなりやすいので、普段使いでは疲れて見える原因になることもあります。
黒が好きな場合は、細めの黒や、黒に近いダークブラウンにすると上品にまとまりやすいです。定番色としておすすめなのは、ダークブラウン、べっ甲寄りブラウン、グレー系メタル、落ち着いたネイビー系などです。黒より柔らかく見えて、服にも合わせやすいので、外出用にも家用にも使い回しがききます。
柄はべっ甲・淡いグラデで上品にまとめる
柄を取り入れるときは、強い柄よりも、自然に馴染む柄が上品見えに繋がります。70代女性に取り入れやすいのは、べっ甲柄や淡いグラデーションです。べっ甲は肌なじみが良く、顔に立体感が出やすいので、地味になりすぎず派手にもなりにくいバランスが作れます。
淡いグラデは、上部が少し濃く下が明るいタイプを選ぶと、目元は締まりつつ頬まわりが重くなりにくいです。柄を選ぶときは、柄のコントラストが強すぎないか、遠目に見たときに顔よりフレームが目立っていないかを確認すると安心です。上品に見せたい場合は、柄は控えめで素材感をきれいに見せる方向が失敗しません。
老眼・遠近両用に向くフレームの条件(レンズ高さ・安定感)
老眼や遠近両用は、フレーム選びで見え方の快適さが大きく変わります。特に重要なのは、レンズの高さと、ズレない安定感です。合わないフレームだと視野が狭く感じたり、疲れやすくなったりします。失敗しないための基本条件を押さえましょう。
遠近はレンズ高さが重要:浅いフレームは避ける
遠近両用は、上が遠用、下が近用というようにレンズ内で度数が変化します。レンズ高さが足りないと、近用部分が狭くなり、手元を見るたびに顔を大きく動かすことになって疲れやすくなります。
選ぶときは、縦幅がしっかりあるフレームを候補にすると安心です。極端に浅いデザインは見た目がすっきりしても、遠近の設計が窮屈になりやすいです。試着では、遠く→手元→少し先の順で視線を動かし、無理なく見える範囲があるか確認すると失敗が減ります。
視線移動しやすい安定感(ズレにくさ)
遠近両用は、メガネがズレるだけで見え方が変わりやすいのが特徴です。少し下がっただけで、遠くを見るのに近用ゾーンがかかったり、逆に手元が見えにくくなったりします。その結果、ピント合わせの負担が増えて疲れやすくなります。
安定感の鍵は、鼻パッドとテンプルのフィットです。鼻が痛いのに我慢する、ずれたまま使うのは避けたいところです。うなずく、首を左右に振る、笑うなどの動作で位置が大きく動かないかを確認してください。必要なら購入時にフィッティング調整をしてもらうと安心です。
使うシーン別に度数とフレームを考える
遠近両用は万能ですが、使う場面によって最適が変わります。家の中で新聞やスマホが中心なら、近用が見やすい設計や中近タイプのほうが楽なことがあります。外出で歩行や買い物が多いなら、遠方が安定して見えることが優先です。
1本で全部をカバーする場合でも、使う頻度が高い場面を基準にフレームを選ぶと満足度が上がります。例えば外出中心なら、軽くてズレにくいものを優先し、レンズ高さも確保します。可能なら普段用と外出用で分ける考え方も有効です。
70代女性に人気の素材は?チタン・樹脂・メタルの違い
素材選びは、デザイン以上に「疲れにくさ」と「扱いやすさ」に直結します。70代は長時間かける日が増えやすく、軽さや肌あたり、調整のしやすさが満足度を左右します。ここでは代表的なチタン・樹脂・メタルの特徴を整理し、どんな人に向くかを分かりやすくまとめます。
チタンは軽い・丈夫・肌に優しい
チタン素材は、軽さと丈夫さのバランスが良く、毎日かけるメガネの素材として人気があります。長時間かけても鼻や耳への負担が少なく、外出用にも普段用にも使いやすいのが特徴です。金属アレルギーが気になる人にとっても、比較的選びやすい素材として候補に入りやすいです。
また、フレームがたわみにくく形が崩れにくいので、扱いが丁寧でなくても安心感があります。日常の出し入れや、少しの衝撃で歪みにくい点は、ストレスを減らす大きな要素です。見た目も上品にまとまりやすく、細めフレームで顔を明るく見せたい人にも向きます。
注意点としては、軽いぶんフィットが合っていないとズレやすく感じる場合があることです。軽さはメリットですが、鼻パッドやテンプル調整で安定させると快適さが最大化します。迷ったら、まずチタンを試着して基準を作ると選びやすくなります。
樹脂は軽さとデザイン性が魅力
樹脂フレームは、軽くて当たりが柔らかく、見た目の印象を変えやすい素材です。カラーや形のバリエーションが多く、若々しく見せたい人や、顔の印象を少し華やかにしたい人に向きます。べっ甲風や淡い色味など、上品に見えるデザインも選びやすいです。
かけ心地の面では、肌に触れる感触が柔らかいので、金属のひんやり感が苦手な人にも合いやすいです。フレームの存在感が出るデザインは、顔色を明るく見せたり、目元をはっきり見せたりする効果も期待できます。黒一択ではなく、ブラウンやグレージュ系を選ぶと、やさしく上品にまとまりやすいです。
一方で、樹脂は温度や経年で形が少し変わることがあり、歪みやすさが気になる場合があります。また、フレームが太めのデザインは可愛い反面、重さが増えることもあります。選ぶときは、太さと重量のバランスを確認し、長時間かけても鼻や耳が痛くならないかを試着で見極めるのがコツです。
メタルは上品見えしやすいが調整が重要
メタルフレームは、すっきりした見た目で上品に見えやすく、きちんと感を出したい人に向きます。顔に対して主張が強すぎないので、外出や人と会う場面でも使いやすく、服装を選びにくいのもメリットです。色味はシルバーだけでなく、ゴールド系やピンクゴールド、ブラウン寄りなどを選ぶと血色感が出て柔らかい印象に寄せられます。
ただしメタルは、フィット調整の良し悪しで快適さが大きく変わります。鼻パッドの当たりが合わないと痛みや跡が出たり、ずり落ちたりして疲れやすくなります。特に遠近両用を使う場合は、ズレが見え方に影響するので、安定感が重要です。購入時にフィッティングをしっかり行い、必要に応じて調整し直す前提で選ぶと安心です。
また、細いメタルは軽そうに見えても、締めつけが強いと疲れます。こめかみの圧や耳の当たりを確認し、数分かけて違和感が出ないかをチェックしてください。上品さを重視しつつ快適にかけたいなら、調整しやすい鼻パッド付きで、軽さもあるタイプを選ぶのが失敗しない選び方です。
まとめ
70代女性のメガネフレームは、軽さとフィット感を最優先にすると失敗しにくくなります。顔型に合う形で輪郭バランスを整え、肌なじみの良い色やべっ甲・淡いグラデで上品さと若見えを両立できます。遠近両用はレンズ高さとズレにくさが鍵です。試着と調整を丁寧に行い、快適に長く使える一本を選びましょう。



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